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医療法人みつる会
 
 
 
 
 
 
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生活習慣の改善

たばこの害

たばこの害

喫煙は、肺がんなどの多くのがん、虚血性心疾患や脳梗塞、クモ膜下出血などの循環器疾患、慢性閉塞性肺疾患、消化性潰瘍など、さまざまな疾患の発症リスクを上昇させることが明らかとなっています。
また、喫煙とこれらの病態が重くなると、動脈硬化性疾患をはじめとした重大な合併症のリスクがさらに高くなることから、メタボリックシンドロームや糖尿病対策としても、禁煙は必要不可欠です。

喫煙による動脈硬化のメカニズム

1.血管内皮の傷害
一酸化炭素による内皮傷害、酸化ストレスによる血清脂質の変性と湿潤

2.糖代謝障害
ストレスホルモンを介しての血糖値の上昇、サイトカンを介したインスリン抵抗性の増大

3.脂質代謝障害
中性脂肪とLDLコレステロールの上昇、HDLコレステロールの減少

4.凝固形の亢進
血小板凝集の促進、フィブリノーゲンの増加、線溶系の抑制

<糖尿病の患者様のリスク>
タバコを吸っていると、心筋梗塞による死亡リスクは、2.6倍になります。

<高血圧の患者様のリスク>
タバコを吸っていると、脳卒中のリスクは、3.8倍になります。

<高脂血症の患者様のリスク>
タバコを吸っていると、冠動脈疾患による死亡リスクは、1.8倍になります。

ニコチン依存症

いつでもやめられると思って吸い始めたのに、いつの間にかタバコと離れなくなってしまうのはなぜでしょう。
それは、タバコの煙に含まれるニコチンが麻薬にも劣らない強い依存症を持つからです。
そのため、現在では、喫煙する習慣の本質は「ニコチン依存症」という、治療が必要な病気であるとされています。では、タバコを吸うという行為が、どのようにして「ニコチン依存症」に至るのでしょうか。

タバコを吸うと、ニコチンが数秒で脳に達し、快感を生じさせる物質であるドーパミンを放出させます。ドーパミンが放出されると、喫煙者は快感を味わいます。
同時にまたもう一度タバコを吸いたいという欲求が生じます。
その結果、次の一本を吸って再び快感を得ても、さらに次の一本が欲しいという悪循環に陥ります。この状態がニコチン依存症(=喫煙の習慣)です。

風邪を意志の力で治せないのと同じように、病気であるニコチン依存症を意志の力だけで治すことは難しいのです。

気軽に禁煙にチャレンジしてみませんか?
当院があなたをサポートします。
禁煙外来



メタボリックシンドローム

メタボリックシンドローム

ライフスタイル、特に食事習慣の欧米化が言われて久しくあります。
肥満に伴う疾病で、お腹に脂肪がつき過ぎて血管の病気になってしまう場合があります。メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)という表現をお聞きになった方も多いのではないでしょうか。

腹部CTスキャンで内臓脂肪の断面積を計算し、100?以上の断面積を持つ人の中には、この症候群に該当する人がいます。
日本人では、男性で臍周囲径が85㎝以上、女性で90㎝以上の場合、大体この大きさに相当すると考えられています。
メタボリックシンドロームの詳細は、下記をご参照ください。

メタボリックシンドロームの概略は、腹囲増大に加えて高血圧、高血糖、高脂血症のいずれか2つが加わったものです。
内臓に脂肪が蓄積すると脂肪細胞の出すアディポネクチンという物質が減ります。アディポネクチンとは、脂肪細胞に特異的な分泌蛋白であり、抗炎症作用、抗動脈硬化作用、抗糖尿病作用を持つと考えられています。
そのため、メタボリックシンドロームの人は、全身の血管が傷つき易くなり、脳卒中や心筋梗塞になりやすくなります。
俗にいう血管年齢が高いということは、加齢による動脈硬化が、内臓脂肪の蓄積によって実年齢以上に加速していることになります。メタボリックシンドロームと判断される場合、血液検査のほかに、精密検査として脳波計や頸動脈エコー検査およびMRI/MRAを行ない、動脈硬化の程度や合併症の予後を判定するのが良いでしょう。

肥満度を表すもうひとつの指標として、BMI(ボディ・マス・インデックス)と言うものがあることをご存知でしょうか。
BMIは、体重を身長の2乗で除したもの「BMI=体重(kg)/身長×身長(m)」を基準とし、22を標準体重と考える指標です。この値が、19未満が『やせ』、25以上が『肥満』とされています。
健康人4万人を対象とした大規模調査では、意外なことに男性でBMIが24.45、女性で22.28の人、言い換えれば少し小太りの人も長生きであるという結果が出ました。判断の材料とする体重は、何歳の時のものにしたらよいかも論じられなければなりませんが、長生きをした人が標準体重とは限らないという逆説でもあります。
人生においては、生活習慣病以外の疾病で健康を損なうこともあり、体重にも少しの余裕が必要とされるのかもしれません。
その意味で、健康で小太りは長寿社会を生き抜くための最上策ということなのでしょうか。しかし、余病があればその限りではありませんし、標準体重を参考にするのが次善の策であろうかと思います。

メタボリックシンドロームは、血管の老化を速めてしまいます。「及ばざるは過ぎたるに勝れり」と言われますが、身に覚えのある場合は食べ過ぎや運動不足の解消に十分なご配慮をいただくことが肝要ではないかと思います。

<メタボリックシンドロームの診断基準>
内臓脂肪(腹腔内脂肪)蓄積
ウエスト周囲径      男性≧85cm
女性≧90cm
(内臓脂肪面積男女とも≧100cmに相当)

上記に加え、以下のうち2項目以上が該当する場合

1)トリグリセリド値≧150mg/dL
かつ/または
HDLコレステロール値<40mg/dL

2)収縮期血圧≧130mmHg
かつ/または
拡張期血圧≧85mmHg

3)空腹時血糖≧110mg/dL

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