印刷イメージ
このページでは JavaScript を使用しています。 JavaScript 非対応のブラウザでご覧になられる場合、あるいはブラウザの設定で JavaScript が使用不可と設定されている場合はページのレイアウトが崩れたりメニュー,ボタン等が動作しないことがございます。
医療法人みつる会
 
 
 
 
 
 
コラム手足の症状トップ

手足の症状

ふらつき・歩行障害

ふらつき・歩行障害

年齢が進むと共に、足もとがふらついたり、足が前にでなくてうまく歩けないといったことがあります。

はっきりした理由もなく、うまく歩けなくなり、認知症や尿失禁といった症状を伴ってくる場合は、突発正常圧水頭症の可能性があります。

この病気は、適切な診断と治療によって歩行の障害や認知症状の改善を得ることができます。

その結果、介護の負担が軽減され、患者様とご家族の生活の質が向上します。

三徴候と呼ばれる歩行障害・認知症・尿失禁の症状があり、画像診断にて脳室の拡大が認められると、髄液排除試験を行います。

腰椎(腰骨)の間から過剰にたまっている脳脊髄液を少量排除して症状の改善具合を観察します。

検査前の症状の程度と比べて、検査後の症状が一時的に改善すれば、髄液の流れを良くする手術(髄液シャント術)が有効であることが予想できます。

髄液シャント術による三徴候の改善率は、歩行障害9割、認知症症状7割、尿失禁7割です。
脳神経外科



手足の痙攣・しびれ

手足の痙攣・しびれ

手足の痙攣やしびれの症状がある場合は、脳卒中につながる恐れがあります。

何も前触れもなく突然手足の麻痺が起こる、喋りにくくなるなどの症状が現れることを脳卒中発作といいます。
中でも、脳血管が様々な原因で詰まり、脳細胞に影響を与えて、症状を起こることを虚血性脳卒中(脳梗塞)と呼びます。

今回は、2005年に認可された、脳卒中の新しい治療法を紹介します。

2005年10月より、虚血性脳卒中に対する新しい治療法が認可されました。
t-PA(Tissue Plasminogen Activator)という薬剤を静脈注射する治療です。脳卒中発作を発症後、4.5時間以内にこの薬を使用することで、脳血管に詰まった血栓が融解し、血流が再開、壊死に陥りかけていた脳細胞が蘇生します。

脳細胞は、他の臓器を構成する細胞より大変繊細なため、血流途絶などの侵襲に対して脆弱です。
脳梗塞を治療するにあたっては、ゴールデンタイムとでも言うべき治療効果の大変高い時間帯があります。しかるべき時にしかるべき治療をすることが重要なのです。

この治療の優れている点は、患者様が到着し、頭部CTスキャンでの診断がつけば、その後すぐに救急室においてでも使用が可能であるという点です。
治療開始までの時間が短時間であることが、脳神経細胞の蘇生に非常に有効なのです。
また、この治療法は、閉塞血管再開通が高率であることが確認されています。

一方で、この薬剤は使用に特別な注意が必要なため、使用できる施設が限られています。
脳卒中の専門医がおり、かつ脳神経外科手術に対応できる施設のみ使用可能となっています。

このt-PA静脈注射は過去10年間に亘って、世界の様々な国でいくつかの大規模臨床試験が行われ、脳血管の高い再開通率と治療効果が確かめられてきた治療です。
今までの当院での使用経験でも、脳血流再開の割合はかなり高く治療効果も上がっていることが確認されています。

【脳卒中予防の十箇条】

脳卒中は予防に勝る治療はありません。
今回は日本脳卒中協会が作成した、脳卒中予防十箇条をご紹介します。

1.手始めに 高血圧から 治しましょう

脳卒中が血圧の高い人に起こりやすいことはよく知られています。
高血圧になると、脳の血管に強い圧力がかかるため、脳の血管が詰まったり、破れたりする危険性が高くなります。そのため、高血圧は脳出血、脳梗塞、クモ膜下出血のいずれにも深く関係しています。血圧が高い人は、医師の指導に従って血圧の管理を心掛けましょう。

2.糖尿病 放っておいたら 悔い残る

糖尿病を放っておくと、長期にわたる高血糖状態により全身の血管がもろくなり、様々な合併症を引き起こします。
脳の血管も例外ではなく、糖尿病の人は糖尿病でない人の2~4倍も高い頻度で脳梗塞になるといわれています。
糖尿病を指摘されたら、医師の診察を受け、正常な血糖値を維持するように努めましょう。

3.不整脈 見つかり次第 すぐ受診

規則正しく動いているはずの心臓に何らかの障害があり、脈のリズムが乱れることを不整脈といいます。とくに心房細動は、左心房が痙攣するように収縮するため、血液がスムーズに流れずにうっ滞して、血栓ができやすくなります。
この血管が脳に運ばれ、脳の血管を詰まらせると脳梗塞になります。心房細動はとくに高齢者に多い不整脈。脈のリズムが不規則だと感じたら、すぐに病院を受診しましょう。

4.予防には タバコを止める意思を持て

タバコは「百害あって一利なし」。喫煙をすることによって、ガンや心臓病など様々な病気にかかるリスクが高くなります。
脳卒中についても例外ではありません。
喫煙により血液は濃くなり、血圧も上昇して動脈硬化が進み、脳卒中を起こしやすくなります。
禁煙により脳梗塞のリスクは、二分の一~三分の一に減少します。

5.アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒

適度にアルコールを飲む人は、まったく飲まない人よりも、脳卒中になる危険がやや少ないといわれます。ただ、適量を過ぎれば逆に体に毒となり、脳卒中になる危険性も高まります。適量を守って、大量の飲酒を避けましょう。

適量の目安(1日):
ビール500ml、日本酒1合(180ml)、焼酎0.5合(90ml)、
ウイスキーダブル1杯(60ml)、ワイングラス2杯(240ml)

6.高すぎる コレステロールも 見逃すな

血中のコレステロールのうちLDL(悪玉)コレステロールが増えると、動脈硬化が進みやすくなります。
一方、HDL(善玉)コレステロール、血管についたLDLコレステロールを除去して動脈硬化が進まないように働きます。
動脈硬化、ひいては脳卒中を防ぐためには、LDLコレステロールを減らし、HDLコレステロールを増やすことが必要です。
高脂血症を指摘されたら、 放置しないですぐに治療を始めましょう。

7.食事の 塩分・脂肪 控えめに

脳卒中を防ぐには、食事の内容にも注意を払う必要があります。
とくに塩分、脂肪分の多い食事は、高血圧、高脂血症などの病気を引き起こし、脳卒中のリスクを高める結果になります。

食塩の一日摂取量:
健康な人10g未満 / 高血圧のひとは6g未満

8.体力に 合った運動 続けよう

運動は、脂肪や糖質の代謝を促進するだけでなく、HDL(善玉)コレステロールを増やす効果もあります。
肥満や糖尿病、高血圧、高脂血症など生活習慣病の予防や改善に役立ち、ひいては脳卒中の予防にもつながります。

一日あたりの運動:
一日30分以上、できれば60分(8000~1万歩)。
息がはずむ程度のスピードで、歩くことから始めましょう。

週一回の運動:
速歩、自転車で60分。ダンスで55分。水泳、エアロビクスで40分。
ジョギング、テニスで35分。

9.万病の 引き金になる 太りすぎ

高血圧や糖尿病、高脂血症など、さまざまな生活習慣病の原因となる肥満。肥満の解消は、脳卒中の予防にも欠かせません。
太り気味の人は食生活や運動不足を見直して、減量を目指しましょう。

BMI=体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m)
肥満の判定基準:BMI25以上
※理想的な数値は22といわれています。

10.脳卒中 起きたらすぐに 病院へ

脳卒中による命の危険を防ぎ、後遺症を軽くするには、早めの治療が第一です。
もし、ご自身や周りの人に以下の状態がみられたら、一刻も早く専門医を受診して下さい。

意識がない 呼びかけても答えない
頭がハンマーで殴られたように痛い
急に手足が動かなくなった、しびれが起こった(特に半身)
急に片方の目が見えなくなる、見える範囲が狭くなった
急にろれつが回らなくなった
急に話せなくなった、言葉が理解できなくなった
突然のめまい、力はあるのにバランスがとれずに立てない、歩けない、手足がうまく動かせない
全身のけいれん
脳神経外科     禁煙外来



手足に力が入らない

手足に力が入らない

手足の力が抜ける、ふらふらする、転びやすい、しゃべりにくい、目がかすむなどの
症状がある方は、内頸動脈狭窄症の疑いがあるため、注意が必要です。

脳の血管が急に詰まる病気が脳梗塞ですが、頸動脈が少しずつ細くなって狭窄し脳梗塞に至る場合があります。

これらの症状は前兆ですので、
該当する症状があれば専門医を受診することをお勧めします。

近年、食習慣の欧米化が進むと共に、頸動脈狭窄病変が増えています。
最近では、頸動脈超音波検査やMRIの進歩により手軽に、また体を傷つけることなく、
この病変を見つけることができます。

頸動脈の直径が4割以下になっていると無症状なのですが、
内服治療している場合でも、次の5年間で11%の割合で脳梗塞が発生する可能性があります。
さらに、何らかの症状があって頸動脈の直径が3割以下になっている場合は、
次の2年間で脳梗塞に移行する割合は26%あると考えられています。

治療法としては、観血的手術である内頚動脈血栓内膜剥離(CEA)と
血管内手術(ステント留置術)とがあります。
脳神経外科



腫れの症状がひどい方

腫れの症状がひどい方

むくみの症状がひどい方は、下肢深部静脈血栓症の疑いがあります。

以前、90歳の男性が、右下腿の腫れを訴えて来院しました。
膝関節疾患があるために、ほとんど歩くことなく、車いす移動で生活している方でした。
腫れの原因は、下肢深部静脈血栓症でした。
長時間、下肢を動かさないままでいると、静脈血還流が緩流になり、血栓が形成されることがあります。

下肢深部静脈血栓症になる原因として、よく知られているのは、

(イ)手術を受けて体を動かせずに臥床していとき
(ロ)地震などの災害に遭って、避難所や自動車などで窮屈な生活を強いられているとき
(ハ)海外旅行で飛行機の座席に長時間座っているとき

等ですが、このような特別な場合に限らず、普段の日常生活でもしばしば起こっているようです。じっとしゃがみ込んで草むしりをするというのも避けなければなりません。

この血栓症は足を定期的に動かしてうっ血を改善することで予防できます。
長時間作業をする際は、意識して30分ごとに1分間ぐらい脚関節の屈伸や足踏み、つま先立ちなどを行うようにしましょう。
心臓血管外科



むくみの原因

足のむくみ

歩く動作が少なくて、立ち仕事をしている方は、夕方になると足がむくんで靴がきつくなってきます。一晩寝て、翌朝、むくみが消退していれば問題ないでしょう。
ずっと続いているようですと、病的状態と考えられます。

むくみの原因は様々で、おのおの治療法が異なりますので、むくみ以外の兆候を確かめながら診断をすることが必要になります。

むくみの原因として考えられるものを列挙しますと、

① 下肢深部静脈弁逆流
② 下肢静脈閉塞
③ 心臓病(心不全)
④ 腎不全(低アルブミン血症)
⑤ 肝硬変
⑥ 甲状腺機能低下症
⑦ リンパ還流障害(骨盤腔のがんの手術や膝関節の手術後)
⑧ 薬の副作用(消炎鎮痛薬、ホルモン薬、高血圧薬など)
⑨ 脳卒中後のまひ肢

等となります。

健康な方であれば、1日にいくら水を飲んでも(2Lでも3Lでも4Lでも)、腎臓と心臓が適当に調節して、尿として排泄するため、むくみは起こりません。
しかし、高齢などで心臓が弱っている方は、健康茶や野菜ジュースを毎日2L飲むのは、むくみの原因を作ってしまうケースがあります。
心臓血管外科



上に戻る